2026年に発表されたMacBook Neoは、iPhone向け最新チップであるA18 Proを搭載した新しいMacです。これまでのMacはMシリーズチップが主流でしたが、今回はAシリーズベースという点が大きな注目ポイントです。
特に気になるのがGPU性能です。Apple Silicon初代モデルであるM1チップと比較して、どの程度のグラフィックス性能を持っているのでしょうか。本記事ではGeekbench 6 Metalスコアを中心に、A18 ProとM1のGPU性能を具体的な数値で比較します。
A18 ProのGPUスペックとベンチマーク
A18 Proは6コアGPUを搭載したSoCです。iPhone向けチップながら、MacBook NeoではMac向けに最適化されており、Metalベースの処理性能が大きく向上しています。Geekbench 6のMetalベンチマークでは、A18 ProのGPUスコアはおよそ33,000前後という結果が出ています。
・GPUコア数:6コア
・Geekbench 6 Metalスコア:約32,900〜33,000
・アーキテクチャ:最新世代Apple GPU
モバイル向けチップとしては非常に高い数値で、従来のMac向けチップと比較しても遜色ないレベルに到達しています。
M1チップのGPUスペックとベンチマーク
M1チップはApple Silicon初代モデルとして登場し、MacのGPU性能を大きく引き上げた存在です。GPUは7コアまたは8コア構成で、当時としては非常に高い統合GPU性能を誇っていました。
Geekbench 6 Metalスコアでは、M1のGPUは約32,500前後という結果が一般的です。
・GPUコア数:7コアまたは8コア
・Geekbench 6 Metalスコア:約32,500前後
・理論演算性能:約2.6TFLOPs(8コアモデル)
GPUコア数はM1のほうが多いものの、最新世代アーキテクチャではないため、効率面ではA18 Proが優位に立つ場面もあります。
Geekbench 6 Metalスコアで直接比較
実際のスコアを並べてみると、以下のようになります。
A18 Pro:約32,900〜33,000
M1:約32,500前後
数値上はA18 Proがわずかに上回る結果となっています。差はおよそ1〜2%程度であり、体感ではほぼ同等クラスといえる水準です。
興味深いのはA18 Proが6コアGPUであるにもかかわらず、7〜8コアのM1と同等以上のスコアを出している点です。これは世代進化によるアーキテクチャ改善や効率向上の影響が大きいと考えられます。
実際の使用感はどう違うのか
ベンチマークスコアが近いとはいえ、実際の使用環境ではいくつか違いが出る可能性があります。
A18 Pro搭載MacBook Neoは省電力設計が強みであり、軽量な3D処理や写真編集、ライトな動画編集、Metal対応ゲームなどで十分な性能を発揮します。
一方でM1はメモリ帯域やGPUコア数に余裕があるため、長時間の高負荷レンダリングや動画書き出しなどでは安定性という面で有利になる可能性があります。
ただし、一般的なWebブラウジング、Office作業、軽めのクリエイティブ用途であれば、両者の差を体感するのは難しいでしょう。
【結論】GPU性能は実質同クラス
Geekbench 6 Metalスコアを基準に見ると、A18 ProのGPU性能はM1とほぼ同等、もしくはわずかに上回るレベルに到達しています。
コア数ではM1が上回るものの、世代差による効率改善によってA18 Proが追いついた形です。MacBook Neoは価格を抑えつつ、初代Apple SiliconであるM1クラスのGPU性能を実現している点が最大の魅力といえるでしょう。
今後、実アプリでの詳細な検証が進めばより明確な評価が見えてくるはずですが、少なくともベンチマーク上では「A18 Pro ≒ M1」という結論で問題ないレベルです。
エントリーMacとしては非常に完成度の高いGPU性能と言えるでしょう。


