Appleがゲーム移植支援ツール「Game Porting Toolkit 3」を発表!そろそろWindowsゲームがMacで遊べる?

  • 2025年6月16日
  • 2025年6月17日
  • Mac
Mac gptk3_デスストランディング

AppleはWWDC25でWindowsゲームをMacに移植するための支援ツールである「Game Porting Toolkit 3(以下GPTK3)」を発表しました。

このGPTK3はMetalの最新バージョンであるMetal 4をサポートしており、高スペックを要するゲームでもフレーム補完やノイズ除去などの技術により擬似的に高フレームレート化させて映像のパフォーマンス向上に貢献します。また、ゲーム中のフレームレートやCPU/GPUパフォーマンスを監視する「Metal Performance HUD」も表示カスタマイズできるようになり、より詳細な情報の確認が可能となり、不具合などの調査が容易になりました。

さらに、Windowsでゲームを制作していもリモートでMac環境のテストができる「Mac Remote Developer Tools for Windows 1.0 (Beta)」が追加されます。

特に今回の目玉とも言える高フレームレート化によるパフォーマンス向上は素晴らしい要素ですが、どんなにパフォーマンスが向上してもゲームが増えなければ意味がありません。

初代GPTKが発表されてからMacでWindowsゲームができる日も近くなると思われましたが、実際AAAタイトルはバイオハザードシリーズやデスストランディング以降は各メーカーの様子見が続いています。ゲームタイトルは徐々に増えつつありますが、それでも新作ゲームタイトルがMacに対応するケースは稀です。

しかし、GPTK3と同時に発表されたゲームアプリ「Apple Games」やWindows上でMac環境のテストが可能となる「Mac Remote Developer Tools for Windows 1.0 (Beta)」など、ゲーム機能と移植補助の両方を強化しており、Appleはゲーム業界参入に本気で取り組んでいることがわかります。

Apple SiliconによりMacもスペックが大きく向上しているので、新しいAAAゲームタイトルが増える可能性も十分あるでしょう。