発表が迫るM4搭載MacBook Proですが、既にM4搭載iPad Proの登場によってスペックは公開されており、M4 Pro/Maxチップも予想ができます。
そんなM4シリーズですが、今Macの購入を検討されている方はM3を買うかM4を待つか悩むでしょう。
結論から言うと「M4搭載MacBook Proを待った方が良い」ですが、その理由について紹介していきます。
AI性能大幅強化
Appleは以前からニューラルエンジンと呼ばれるハードウェアプロセッサに力を入れてきました。
ニューラルエンジンは画像認識、音声認識、自然言語処理などのタスクを通常のCPUやGPUよりも高速かつ低消費電力で処理できます。例えばFace IDによる顔認識や写真アプリの画像分類などに使われています。
そんな中、Apple intelligenceに向けてAI性能を大幅に向上させたのがM4チップになります。M3チップのNPU(Neural network Processing Unit)が18TOPS(18兆回の演算性能)に対して、M4チップは38TOPS(38兆回の演算性能)と2倍以上のスペック向上となります。
Apple intelligenceにはユーザーを補助する様々な機能が搭載される予定なので、今後のAI時代を見据えるならM4搭載MacBook Proがおすすめです。
なお、日本のサービス開始は2025年からとなるのですぐに使えない点は注意が必要です。
無印M4チップでも強力なCPU/GPU
これまでM1~M4と進化を続けてきました。M1は驚異的な省エネを実現しつつスペックを出せることから当初は話題となりましたが、WindowsのゲーミングPCと比較するとさすがに厳しいスペックでした。
しかし、新型iPad Proに搭載されているM4チップのCPU、GPUのスペックはM1はもちろんM3と比較しても大きく向上しており、CPUはシングルコアのスペックアップによりゲームの処理が高速となり、GPUはM1 Proチップの背中が見えているほどです。
なお、M3チップ以降にはDynamic Cachingやハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングといったベンチマークスコアだけでは計測できない機能も搭載されているので、作業内容によってはM1 Proを超えるスペックを出すこともあるでしょう。
超進化したM4チップであればエントリーモデルのゲーミングPCに相応しいとスペックと呼べるでしょう。
まとめ
M4搭載MacBook Proを待った方が良い理由を紹介しましたがいかがだったでしょうか。
Apple intelligenceの恩恵を受けるにはもちろんですが、M3チップと比較してもCPU/GPUが純粋に大幅スペックアップしているのは大きなポイントです。
据え置きの価格であることを考慮すれば年内発売が予想されているM4搭載MacBook Proを待つのが吉でしょう。