【若干ネタバレあり】ティアキンは面白いけどブレワイと比較すると不満点もあります【レビュー】

不満点を解説する前にまずこれだけは言わせてください。

ティアキンは最高に面白いゲームでした!!

最高傑作と言われたブレワイの2作目ということでかなりハードルは上がっていましたが、それを難なく超えてくる辺り、さすが任天堂だなと感じました。

しかし、全てが満点かというと「ここは前作ブレワイの方が良かったな」とか「ここは改善点かな」といった不満点もあります。

ティアキンの良い部分に関しては他の方が多くレビューしていますので、本記事では不満点を解説していきます。なお、あくまで筆者の感想になりますので参考程度に見ていただけると幸いです。

ここからは先は若干のネタバレを含みますので見たくない方はブラウザバック推奨です。

ティアキン_滑空

キャラクターの魅力がブレワイに劣る

ブレワイには4人の英傑が登場しますが、いずれも敵であるカースガノンに既に倒されてしまい、魂だけが囚われている状態でした。もうこの時点で悲惨な運命を辿っておりますが、魂になりながらもリンクを助けようとするその勇姿に心打たれた方も多いでしょう。

この4英傑のキャラも立っており、特にリーバルとミファーの物語では筆者は感動して涙しました。

対してティアキンはブレワイに登場したキャラが少し成長して仲間になるというもので、熱い展開ではありますが4英傑と比較するとどうしてもキャラが弱くなってしまいます。

ティアキンにも賢者と呼ばれる過去の英雄が登場しますが登場回数は非常に少なく、4賢者ともほぼ同じセリフしか用意されていません。もう少し各々の性格を考慮してセリフを変えたり、各賢者の物語が欲しいと思ったのは筆者だけではないはずです。

せっかく良い立ち位置で登場しているのにキャラが薄く、その子孫である仲間もブレワイの4英傑より陰が薄い。。もう少し強いキャラ付けをしてほしかったなと感じてしまいました。

しかし、何を隠そう今作のMVPはゼルダ姫であり、逆に言えばゼルダ姫を目立たせる為に他のキャラクターの影が薄いのではないかとも思いました。

ブレワイでも活躍はしていましたが、個人的にはティアキンのゼルダ姫は最高でした!

ボスが弱すぎる

今作では戦闘に参加できる仲間がいますが、その仲間の力を利用して各地のボスと戦うというのが基本となります。

そのせいもあってか「あれ、イベント戦かな?」と思うほどボスは弱かったです。。まさかのノーダメージで倒せたボスもおり、前作カースガノンと比較しても明らかに弱いです。

しかもこのボスは地底でも色違いとして登場しますが、攻撃力が高いとか攻撃方法が変わるとかは一切なく、全くの使い回しボスなんです。

同じくラスボスであるガノンドロフも微妙な強さで、第3形態まであるもののイベント戦に近いので実質の戦闘は第2形態までとなります。特に第2形態はジャスト回避ゲーになり、とにかく面倒くさいだけで強いかと言われれば微妙です。

個人的にはこれらボスよりもライネルやグリオーグの方が強いと感じるので、ボスの攻略難度はもう少し上げても良かったのではないかと感じます。

コログ運搬ミッションが面倒くさい

ブレワイでもお馴染みのコログですが、今作ではただ見つけるだけでなく目的地まで運搬するコログミッションがあります。目的地が近い場合は良いのですが、遠い場合は乗り物で運搬するなどしないと非常に時間がかかります。

最初こそ乗り物を作る楽しみもありましたが、回数をこなしていくうちにその新鮮味も薄れていき、徐々に面倒くさくなってきます。

ゾナウギアでロケットを出してコログにくっつけて飛ばす暴挙に出たこともあります(笑)こうして遊んでいる内はまだ良いのですが、あまりにも運搬ミッションが多過ぎて後半は無視することもしばしばありました。

まとめ

今回はあえてティアキンの不満点を解説しましたがいかがだったでしょうか。

冒頭でもお伝えしたように筆者は上記不満点を考慮してもブレワイを超えるゲームだと思っています。

キャラ付けは少し弱いけどストーリーは最高でしたし、スクラビルドやトーレルーフなどの戦闘や移動を有利にするシステム、地底と空中マップの追加とあらゆる面で楽しめました。

しかし、どんなに面白いゲームでも不満点は出てくると思いますし、あくまで個人の感想として解説してみました。