DTMer・音ゲーマー目線で見るAirPods Proのスペック

ワイヤレスイヤホンもかなり普及してきましたが、特に人気があるのが「AirPods」です。

私もAirPods(第一世代)を使っていますが、そのAirPodsに「Proが出たとなれば買うしかないでしょ!

ということで予約に出遅れてしまったので慌てて当日在庫狙ってApple Storeの表参道で予約してゲットできたのでレビューをしていきます。

AppleStore表参道
AppleStore表参道

遅延はほぼ無いが、リアルタイム録音は厳しいかも…

音ゲーマーやDTMerが一番気になるのが遅延ではないでしょうか。

音ゲーは判定ズレの影響でスコアが低くなり、DTMならリアルタイム録音でズレてしまいます。

最近の音ゲーは遅延対策としてアプリ側で判定調整もできますが、リアルタイム録音含めDTMではそれができません。実際にAirPods(第一世代)では「あ、遅延してるな。。」というのはパッと聴いただけでわかるほどでした。

しかし、AirPods Proで音ゲーをする際には「言われてみて初めて気付ける…かもしれない?」くらいのレベルで遅延を感じさせなかったので音ズレに敏感な方でなければ問題ないでしょう。

AirPodsの第二世代から搭載されている「H1チップ]が低遅延を実現させていますが、AirPods ProではこのH1チップに加えて様々な制御システムを統合【H1ベースのSiP(System in Package)】しているそうなので、さらなる低遅延を実現させている可能性があります。

ただし、DTMのMIDIキーボードを使ったリアルタイム録音に関しては大きな遅延が発生してしまうので、AirPods Proをモニタリング用として使用するのは厳しいと感じました。

あくまでリアルタイム録音が厳しいという話で、打ち込みや音源確認であれば問題なく使えるでしょう。

AirPods Pro
AirPods Pro

雑音が多い場所ではノイズキャンセリング

カナル型ゆえの宿命とも言えるでしょうが、AirPodsはどうしても周囲の雑音が聞こえてしまうので「仕方なく音量を上げて、雑音が減ったら音量を下げる」といった対処をすることは少なからず起きます。

インナーイヤー型になったことで雑音も抑えられているが、より雑音が大きい場所ではノイズキャンセリングでDTM・音ゲーを楽しめるようになりました。

実際AirPods Proを購入した帰りの電車や、雑音が多いゲームセンターに足を運んでノイズキャンセリングを試しましたが、驚くほど外音が聞こえなかったので、音量の上げ下げに悩まされることはないでしょう。

音質向上で繊細な音を体感

DTMではPanの設定(左右の音割振り)が非常に重要で、臨場感を出すためには欠かせない設定があります。

この設定をAirPodsで行う場合、極端な左右割り振りをしない限り聴き分けが難しく、結局ヘッドホンを使って設定することもありました。

AirPods Proは今まで聴き取れなかった音や、音がどの方向から鳴っているかを正確に捉えることができるので、音楽制作でも大活躍するでしょう。

音ゲーであれば「自分が今押しているパートはどこだろう?(特に高難易度)」という経験は少なからずあると思います。

音取りがしやすくなったことで押しているパートの把握が容易になり、より音押しを楽しめるのではないでしょうか。

【余談】外部音取り込み機能が優秀

音ゲー・DTMとは関係ないのですが、AirPods Proで使いたい機能の一つが外部音取り込み機能です。

「外部音取り込みっている?」という話もチラホラ耳にしますが、完全ワイヤレスだからこそ重宝する機能なんです。有線イヤホンや首掛けワイヤレスイヤホンと違って、AirPodsはちょっと外して首にかけるという動作ができません。

例えば、あなたがコンビニでお会計をする時のことを考えてみてください。恐らくほとんどの人がAirPodsを外してポケットにしまうのではないでしょうか。そしてお会計後にまたAirPodsを装着する…この動作って地味に面倒なんですよね。。

しかし、この外部音取り込み機能を使えばAirPods Proを装着した状態でも相手の声が鮮明に聞き取れます。つまり外すことなくお店の人と普通に応対できるので、AirPods Proを外したり付けたりする手間が省けるわけです。

また、ランニング中や電車の駅を乗り過ごしたくない時にも外部音取り込みを使えば音を聞き取れますので、日常生活使いとしては最高の機能なんです。

YOU
正直ノイズキャンセリングより使うお気に入りの機能だったりします笑

まとめ

イヤホンとして超進化を果たしたAirPods Proですが、私の使用用途(DTM・音ゲー)を考慮すると今回のアップデートは素晴らしいと感じています。

特にDTMではキーを押してから出音までの時間が違和感を感じる程度にズレていたので、少し気持ち悪い感覚だったんですよね。リアルタイム録音では遅延が大きくて使えませんが、ちょっと音を確認したり打ち込む分には問題ないので、出先とかでバリバリ使っていきたいですね!

YOU
耐水性も上がったようなので、久しぶりにランニング再開しようかな〜^^;
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