Series 7を使って3年が経過しましたが、バッテリーの劣化に加えてワークアウト回数が増えたこともあり、1日もたないことが多くなったので買い替えを検討することにしました。
購入するならSeries 10のチタニウムモデルを考えていましたが、Series 10でもバッテリーライフは18時間から変わらず、急速充電に対応したとは言えワークアウト回数を増やすことを考えると心許ない数値です。
Ultra 2ならバッテリーライフは2倍の36時間(低電力モードなら72時間)となり、これまで通りの使い方をしても充電なしで1日半は使えることになります。しかし、筆者は腕が細いのでUltraモデルは似合わないだろうと思い、かなり悩んだ末に「大は小を兼ねる」ということわざを信じて購入しました。
今回はApple Watch Series 7からUltra 2に乗り換えて感じたメリット・デメリットを解説していきます。
[メリット] ディスプレイが大きくて見やすい
ワークアウトをしながらApple Watchで消費カロリーや今何km走ったかを確認する時に視認し辛いと感じたことはないでしょうか。例えばランニング中であれば体が揺れている状態でApple Watchを確認することになるので見えにくくなるのは当然でしょう。
筆者はランニングやダンスゲーム(DDR、ダンスラッシュ)などのワークアウトをしますが、Sereis 7を使っていた頃は41mmサイズでディスプレイが小さい為、注視してやっと確認できるということが多かったです。
いつもと違うルートでランニングをする際、Apple Watch上に地図を表示させることもありますが、やはり小さくて見辛い感じになってしまいます。しかし、Ultra 2であればディスプレイサイズが49mmの為、地図や文字サイズも大きく表示されて確認し易くなります。また、最大輝度が上がったことで昼間の明るい場所でもより視認性が向上したのもメリットと言えるでしょう。
[メリット] Ultra専用文字盤がカッコいい
Ultraモデルでは「モジュラーUltra」「ウェイファインダー」という2つの専用文字盤が使えます。
この文字盤はUltraモデルとの相性が良く、G-SHOCKのような遊び心を取り入れつつディスプレイの表示領域を目一杯使った無駄のないデザインに仕上がっています。夜間モードでは文字盤の表示が赤で統一されて視認性が向上しますが、これがめちゃくちゃカッコいいんです!
カッコいいだけでなく使い勝手も良く、設定できるコンプリケーション数がモジュラーUltraで7個、ウェイファインダーで8個と多いです。通常の文字盤でも7〜8個設定できるものもありますが、とにかくコンプリケーションを引き詰めて入れた感じが出てしまって、デザインが犠牲になっているように感じてあまり好みではありませんでした。
大画面かつUltra専用設計の文字盤だからこそ、カッコ良さと使いやすさを両立した最強の文字盤が誕生したわけですね。
[メリット] バッテリーライフが長い
冒頭でもお伝えしたようにワークアウト時間や回数が多い人ほどバッテリーライフは気になりますよね。
Apple公表ではApple Watch Series 10は18時間ですが、Ultra 2では2倍の36時間となります。
Apple Watchの使い方にもよりますがワークアウトをしなければSeries 10でも24時間以上は持つはずです。筆者が使っていたSeries 7も充電なしで2日目の午前中までは使えていたので、ワークアウト機能を使わなければ1日以上は使えるはずです。※低電力モードにすれば36時間使えます
筆者の1日のワークアウト時間は約1.5〜2.5時間(通勤徒歩往復/60〜110分、ダンスゲーム/30〜60分)なので、バッテリー最大容量が80%に低下したSeries 7では帰り道のワークアウト(通勤帰路)でバッテリーが切れることもありました。しかし、バッテリー最大容量が低下していなかったとしても2日目を充電なしで使うのは厳しいでしょう。
急速充電に対応したとは言え、バッテリーが長く持つに越したことはありません。
Ultra 2であれば通勤やワークアウトはもちろん、夜は睡眠モードを利用しても2日目の夜まで使えるでしょう。常に身につけるからこそ充電の必要がないのは良いですね。
[メリット] 特別感がある
Apple Watch Sereis 1が発売された当初はスマートウォッチはまだ見慣れない物であり、ましてや時計なのに充電をしなければならない事から世間ではあまり受け入れられず、Apple信者ですら買い渋る人もいました。
ところが現在は道ゆく人の大半がApple Watchを身につける時代になり、筆者の友人や同僚もApple Watchを使っています。流行っていなかった時代を知る者としては喜びもありつつ、自分だけの特別感が薄れてしまって寂しい感じもします。
しかし、Apple Watch Series ◯◯モデルを使っている人はおれど、Apple Watch Ultraモデルを付けている人はあまり見かけないと感じたことはないでしょうか。少なくとも筆者の周りではUltraモデルを使っている人はいません。
Apple Watch Series ◯◯は昔からデザインもあまり変わっていない為、新しく買い替えてもあまり変わり映えしませんが、少しでもオリジナリティや特別感を出すなら思い切ってUltraモデルに手を出してみるのもいいかもしれません。
[デメリット] やっぱり重い…
わかってはいたけど重いです。。Series 7のチタニウムモデルは37gに対して、Ultra 2は61.4gと約24g重くなりました。
24gと聞くとそこまで変わっていないと思うかもしれませんが、100円玉1枚が約5gなので5枚分重くなったと考えればズッシリしている事が伝わるでしょう。
筆者はbeatmaniaIIDXという7個の鍵盤とスクラッチを回す音ゲーをプレイしているのですが、Seires 7ではなんとも思わなかったのにUltra 2装着時だと重りを付けて修行しているように感じて気分はドラゴンボールです。
Ultra 2を外せば左手が軽くなってフ◯ーザ様相手でも本気を出せます←
これだけ重量感があると体の左右バランスが崩れそうな気もしますが、初めてApple Watchを装着した時も同じことを思っていたので慣れの問題かもしれません。中には100gを超える時計もあるので大きめの時計の中ではUltra 2は軽い部類なのかもしれません。
[デメリット] 使えるバンドはUltra限定? ※手首が細い人のみ
筆者は男性の中でも比較的手首が細い為、Apple Watch Ultraのようなゴツい時計を付けると浮いて見えてしまいます。
今までお気に入りで使っていたNIKEスポーツバンドを今回も使いたかったので、新たに46mmサイズを購入したのですが、手首とバンドの隙間が大きく空いてより目立ってしまいました。ただし、元々購入していた付属のアルパインループバンドだとUltra専用設計バンドの為か、ほぼ隙間なく手首に密着した状態になりました。
NIKEスポーツバンドは通気性も良く、汚れてもジャブジャブ洗ってサッと拭けばすぐに使えましたが、アルパインループだと乾かす時間が必要になってしまう為、ワークアウトをよくする人にとってはデメリットかもしれません。
Ultra専用のNIKEスポーツバンドが出てくれたら嬉しいんですけどね。
まとめ
Apple Watch Series 7からUltra 2に買い替えて感じたメリット、デメリットを解説しましたがいかがだったでしょうか。
冒頭で「大は小を兼ねる」と言いましたが、全てが良かったかというとやはり重さや大きさなどの問題はあります。しかし、それを差し引いてもUltra 2にして良かったなと思えるほどの満足感があります。
大きいからこそ存在感もあるのでファッションのアクセントとしても取り入れる事ができて、特別感をアピールできる点もいいですね。
Apple Watchは長年使ってるけどUltraモデルは使った事がないという方にもおすすめです。