Apple CarPlay Ultraは日本車に対応する?EV車か上位グレードでないと対応できないかもしれない理由

  • 2025年5月17日
  • 2025年5月17日
  • Apple

AppleがCarPlay Ultraを発表しました。これまであまり大きな更新がなかったCarPlayですが、突然の発表に驚いた人も多いでしょう。

アップデート内容を見ると従来のCarPlayの機能に加えて速度計やタコメーター、水温計などをアナログメーター風にディスプレイに表示できるようです。表示するメーターは色を変えることもできるので内装に合わせてカスタムすることもできそうです。

他にもディスプレイ内にマップを表示したりタイヤの空気圧管理など車好きにはとっては面白い機能が追加されています。

現段階ではアストンマーティンの一部対応車種に搭載するようですが、アストンマーティンは非常に高価な車なのでCarPlay Ultraを使ってみたくても現段階では難しいでしょう。今後対応メーカーも増える見込みなので日本車対応も予想されますが、対応車種はEV車かガソリン車でも上位グレードのみとなる可能性が高いです。

そもそもCarPlay Ultraを使うためにはメーターパネルが全面液晶であることが必要になります。さらにCarPlayで速度計や水温を表示するためには車両情報にアクセスする必要が生じる為、そこまでできる車が日本車だとかなり限定的です。EV車はメータパネル部分に液晶画面を搭載していることが多い為、最初に対応するのはEV車ではないかと予想します。

しかし、EV車はインフラ設備の少なさや価格の高さからまだ普及しているとは言えません。そうなればガソリンやハイブリット車の上位グレードに搭載される可能性が高いです。しかし、近年ではアナログメーター離れも始まりつつあるので、今後の展開では中位グレードにも対応した車種が出てくるかもしれません。

いずれにせよCarPlay Ultraの日本車対応はまだ先になりそうですね。