いよいよGoPro Hero12が発売されますが、その進化はマイナーアップデートに留まりそうです。
当初はセンサーサイズが大型化するとの情報もあり、アクションカム界隈を大いに盛り上げただけにその後のガッカリ感は否めないでしょう。
筆者は現在GoPro Hero9を使っており、主に車載動画や風景の撮影に使用しています。夜の車載動画撮影することもある為、センサー大型化による暗所性能向上に期待していた一人です。
GoPro Hero12のプロモーションビデオを見ると一番の見所は「バッテリー持ちの大幅アップ」となるようですが、本当にそれだけの進化であれば少し残念に感じますね。
そこで今回は今最も勢いのあるアクションカムとして「DJI Osumo Action 4」を購入した方が良いかもしれない4つの理由を解説します。
※筆者の使用用途を元に解説しています。車載動画撮影以外の使い方では当てはまらない事もありますのでご容赦ください。
センサーサイズが大きい
GoPro Hero12のセンサーサイズはHero11と同じ1/1.9インチセンサーを搭載しています。対してOsumo Action 4は1/1.3インチセンサーとなっており、GoProより大型センターを搭載しています。
Osumo Action 4の謳い文句でも説明されていますが暗所にも強くなっており、GoProより滲みの少ない動画の撮影が可能となっています。あくまでGoProよりは綺麗に撮影できるというだけで、バリバリ暗い場所がいけるというわけではありませんので注意は必要です。
個人的にはこのセンサーサイズだけでも買いだと断言できる程の大きなメリットと言えます。
熱暴走しにくい
GoPro最大の弱点として熱に弱いというデメリットが挙げられます。
暑い環境下で撮影テストをしているガジェット系YouTuberさんの動画を見ると、どの動画でもGoPro Hero11が熱暴走で停止している様子が伺えます。
対してOsumo Action 4は熱に強く、途中で停止することがほぼないようです。
筆者も車載動画でフロントガラスに固定して撮影した時、直射日光の影響で熱暴走で停止したことが何度かあります。
動画撮影において「撮れていない」というのが一番怖いので、安定性は重要と言えるでしょう。
ただし、今回Hero12のアップデートでバッテリー持ちが大幅に向上しており、これは単にバッテリー容量を増量したわけではありません。すなわちシステムの最適化を行い省電力化に成功したということになります。
そもそも消費電力が大きい事がバッテリーが発熱する原因となるので、Hero12が省電力化に成功しているのであれば必然的に熱暴走に強くなっている可能性が高いです。
実際に撮影テストを行なってみないとわかりませんが、現時点では既に結果が出ているOsumo Action 4に軍配が上がるでしょう。
アクションカム単体でのマイク性能が高い
筆者は撮影の際に外部マイクを使用しない為、アクションカム単体でのマイク性能に重きを置いています。
GoProは少し籠ったような音声になりますが、Osumo Action 4はクリアな音声に聞こえるとの情報を耳にします。
外部マイクは使わない方にとっては朗報と言えるでしょう。
まとめ
総合的に見るとOsumo Action 4が一歩リードしているような形になりましたが、もちろんGoProが勝っている要素もあります。
それは5.3kで撮影できる画質と純正アクセサリーが非常に多い点です。
しかし、特別こだわりがなければ5.3k画質を必要とするシーンは少ないでしょうし、ましてや長時間撮影だと熱停止が心配になります。
GoProアクセサリーもOsumo Actionに流用できる為、そこまで気にする必要はないかもしれません。
長い事GoProを使ってきた筆者としてはHero12に期待していただけに少し残念に思います。しかし、Hero 12はまだ未発表である為、サプライズがある事を期待しましょう。