9月に発売されるのはiPhoneだけではありません!ついに発売されたGoPro Hero 13ですが、iPhoneとGoProを追っている人にはお財布事情に厳しい月になります。
そこで今回はGoPro 13のスペック情報やGoPro 12と比較して良いと感じたまとめましたので是非参考にしてください。
バッテリー容量増加
GoPro 12では1,720mAhでしたがGoPro 13では1,900mAhに増加しました。
バッテリー容量増加はしているものの、公式の公表では従来通り5.3k/30fpsでの撮影時間は約90分以上と同じ数値でした。とはいえ、容量増加により安定して90分以上の動画撮影が可能になることは間違い無いでしょう。
筆者はドライブ動画撮影でGoPro 9を使っていますが、アクションカム最大の欠点として撮影時間が短い事が挙げられます。遠征先でバッテリー切れを起こさない為、少しでもバッテリーライフが伸びるのはありがたいですね。
マグネット式マウント対応
既にDJI OSMO Actionではクイックマウントと呼ばれるマグネットを利用したマウントを採用しており、GoPro 13も遅れて対応した形となりました。
筆者はiPhoneでMagSafe充電器や車載マウントを使うほどマグネットユーザーですが、やはり着脱が簡単にできるのは慣れると本当に便利です。意外とガッチリ装着されるのでよほどの振動でないとズレる心配もないので、マグネットマウントがGoProにやってくるのは非常に嬉しく思います。
自動検出対応HBシリーズレンズ
幅広いシーンに対応したレンズモジュラーが増えました。
GoPro 13ではレンズを交換する事でそのどのレンズが装着されたかを認識して、最適な撮影設定に切り替わるので、手動で設定を変える必要がないのはポイントですね。なお、自動検出機能はGoPro 13のみ対応となるので過去モデルで本機能が使えないことは留意する必要があります。
・マクロレンズ
GoPro 13単体の場合よりも4倍の近さで撮影が可能になります。被写体に数センチまで近づいて撮影することができます。
自然撮影や製品レビューなどで接写撮影が可能になったことでより細かなディティールを求めるシーンで活躍できそうです。
・超広角レンズ
視野角を177度まで拡大 (横幅36%、縦幅48%増)して広い視野を撮影できるので風景やドライブ、スポーツシーンと活躍の場も広くなります。
また、SuperView設定時は手ぶれ補正や水平ロック機能が制限されてしまうので、超広角レンズを使う事で撮影設定を広角、リニア設定にすることで設定の幅も広がります。
・モーションブラー用スマートNDフィルター
NDフィルター(Neutral Densityフィルター)はレンズに入る光の量を制限するフィルターです。
シャッタースピードを遅くしてモーションブラー(動きを滑らかに見せる効果)を強調するために使用されます。
特に動きの速い被写体や車両の撮影、流れる水のシーンなど動きをドラマチックに表現する際に有効です。
・アナモフィックレンズ
シネマティックな映像を撮影するために設計されたレンズで、映画のような横長の映像を撮影することができます。
映画でよく使われるアスペクト比(縦横比)で独特のボケ味や光の反射(フレア)が得られるため、映画のような質感を加えます。
Bluetooth 5.3対応
地味ではありますが個人的に良いと感じたのがBluetooth5.3対応です。
GoPro 12では規格が4.2だったので大幅なバージョンアップとなりました。Bluetoothはバージョンが上がる事で主に転送速度と省電力化、通信範囲が改善されてます。
例えばAirPodsをマイク代わりに接続して使うのであれば、これまでよりも音声が低遅延となりバッテリーライフも向上、通信範囲が広がった事でGoProから離れても切断されるケースが少なくなります。
Bluetoothマイクを使っているユーザーにとっては朗報となるでしょう。
まとめ
GoPro 13は世間一般的に見ればマイナーアップデート止まりな印象ですが、個人的には使いやすさが非常に向上して初心者からプロまで幅広く使えるアクションカムになったと感じました。
一昔前のアクションカムと言えばGoPro一強でしたが、昨今ではInsta360やDJIの目覚ましい進化により、一部スペックや機能ではGoProが押し負けてしまうほど成長をしています。
しかし、GoPro 13も基本的なスペックやバッテリーライフを向上させることで、正当進化した使いやすさを追求したモデルになりました。尖った機能や性能はなくとも基本性能や安定感のある使いやすさがGoProの強みと言えるでしょう。