ウェアラブル革命2025:スマートリング・スマートグラスが次の主役

2025年のウェアラブル市場は、これまでのスマートウォッチ中心の流れから大きく変化しています。今注目されているのは「スマートリング」と「スマートグラス」。

前者は“身につけていることを意識させない”デザインで体調を管理し、後者は“視界に情報を重ねる”ことで生活や仕事の効率を上げるデバイスとして台頭しています。どちらもAIとの連携を深めながら、私たちのライフスタイルそのものを変えようとしています。

スマートリングが「身に着ける健康管理」へと進化

スマートリングの代表格として知られる Oura Ring(オーラリング) は、すでに睡眠・ストレス・心拍数・体温などを正確にモニタリングできることで高く評価されています。

2025年に入ってからは、Oura以外にもSamsungやAmazfitといったメーカーが参入を発表し、競争が一気に激化しています。特にSamsung Galaxy Ring(仮)は、GalaxyスマホやGalaxy Watchとの連携を前提とした統合ヘルスケア戦略を進めていると言われています。

スマートリングの魅力は、装着時の違和感がほとんどなく、24時間データを取り続けられること。睡眠データの精度はスマートウォッチよりも高く、スポーツ時にも邪魔になりにくい点が評価されています。今後はAI解析による「健康アドバイス」機能の拡張が鍵になるでしょう。

スマートグラスは“使える未来”へ

一方のスマートグラスは、長年「未来のガジェット」と言われてきましたが、2025年はついに実用フェーズに入りました。

Meta × Ray-Ban Smart Glasses(第3世代) は、軽量設計ながらAI音声アシスタントとカメラ機能を備え、日常の記録やナビゲーション、ライブ配信などが可能です。

また、Xreal Air 2 Pro のようにARディスプレイ機能を備えたモデルも登場し、MacBookやiPhoneと接続して「仮想ディスプレイ」を展開できる製品も人気を集めています。

ただし、課題も残されています。バッテリーの持続時間、視界への負担、プライバシー面などは依然として議論の中心にあります。それでも「スマートフォンの次」を担うデバイスとして、多くの企業が本格的に参入を始めている点は見逃せません。

AIとセンサー技術が支える新時代のウェアラブル

どちらのカテゴリーにも共通しているのが、AIと高精度センサーの融合です。

スマートリングでは皮膚温や心拍変動などの微細なデータをリアルタイムに解析し、AIがユーザーに合わせた行動提案を行うようになっています。

スマートグラスでは、視界に映る情報をAIが解析し、状況に応じたアシストを行う試みが進んでいます。たとえば翻訳、要約、道案内、撮影サポートなど、AIが「見たまま理解する」体験を実現しています。

今後はクラウド連携に頼らない“オンデバイスAI”が増えることで、プライバシーを守りながらも高速な処理を実現する方向に進むでしょう。

ブロガー・DTM・車載での活用視点

筆者のようにブログやDTM制作を行う人にとっても、これらのウェアラブルは無視できません。

スマートリングは長時間作業や不規則な生活で崩れがちな体調をデータで可視化し、リズムを整える手助けになります。スマートグラスは、作業中にリファレンスや譜面を“目の前”に表示できるようになり、キーボードから手を離さずに確認できる点が魅力です。

車載シーンではグラスを通じたナビゲーションや情報投影が注目されており、将来的にはApple Vision ProやMeta Questシリーズと連携した拡張運転支援も現実味を帯びています。

購入前に押さえておきたいポイント

スマートリングもグラスも、購入時には以下の点をチェックしておくと安心です。

  • バッテリー持続時間:24時間常用できるか

  • OS・アプリの互換性:iPhone/Androidどちらと親和性が高いか

  • プライバシー保護:データの扱いやクラウド連携の仕様

  • 装着感・サイズ調整:リングの場合は特に重要

  • サブスクリプションの有無:一部機能が有料の製品もある

これらを踏まえたうえで、自分の生活リズムに最も合う製品を選ぶことが、長く使う上での満足度につながります。

これからのウェアラブル市場と「買い時」

調査会社の予測では、スマートリング市場は今後数年で倍増が見込まれ、2025年以降は各メーカーが独自の健康AIを展開していくとされています。

スマートグラス市場も拡大傾向にあり、特にエンタメ・業務・スポーツの3分野で明確な成長が期待されています。現時点で“完成された製品”はまだ少ないものの、AIとの融合やプライバシー技術の進化が加速する中で、2025年はウェアラブル元年と呼ばれるターニングポイントになるでしょう。

新しい体験を先取りしたい人は、今がまさにチェックすべきタイミングです。

まとめ

スマートウォッチが健康管理を一般化させたように、次の時代はスマートリングとスマートグラスが「自然に使うウェアラブル」として定着しつつあります。

身につけることを意識させないリングと、視界を拡張するグラス。この二つのデバイスが融合する未来は、もう遠くありません。