Insta360 Ace Pro 2が発売されましたが、そのスペックが話題になっています。
前モデルから劇的な進化を遂げたわけではなくマイナーアップデートに留まりましたが、ユーザーの要望をしっかりと取り入れて正当進化を遂げたなと感じます。
筆者は車系YouTuberとしても活動していますが、スペックやレビュー動画などからドライブ動画撮影に最適の1台だと感じました。
PureVideoモードによる暗所撮影
PureVideoモードによる低照度環境での撮影がAI機能を駆使してさらに強化されました。
暗所や夜間撮影がより明るく綺麗に映し出すことができますが、そもそも低照度での撮影はドライブ動画に必要なのかと疑問に感じる方もいるでしょう。ドライブ動画と聞くと晴天の中、美しい景色を楽しみつつドライブするのが世間一般的な撮影方法ではないでしょうか。
悪天候や景色の見えない夜間(ナイトドライブを除く)に撮影することはないかもしれませんが、例えば林道やトンネルなどの急激に暗くなる場所を走る時はどうでしょう。特に筆者のように頭文字D聖地をドライブするのであれば必然的に低照度な場所を走る事もあります。
恥ずかしながら筆者は朝が弱い為、昼前くらいに出発して目的地の到着が15〜16時になることも多く、この時間から撮影を始めると夕方などの薄暗くなる環境下で撮影をすることになります。また、道路が混雑して到着が遅れてしまったり、突然天気が悪くなった時にもAce Pro 2であれば明るく綺麗に撮影することができるでしょう。
急速充電に対応
ドライブ動画は長時間撮影になることも多く、筆者は予備バッテリーを2個持ち歩いていますがそれでも心配になります。
そんな時に嬉しいのが急速充電ではないでしょうか。公式の説明では18分で80%、47分でフル充電可能とのことなので、バッテリー残量が少なくなってもサクッと充電してすぐに使えるのは強みでしょう。筆者は4k30fpsでの撮影がメインの為、バッテリー消費量も多い事から充電速度が早いことは素晴らしいメリットだと感じます。
ウィンドノイズ低減性能が高い
筆者はドライブ動画撮影の他に観光地などで撮影を行うこともありますが、そこで気になるのが風切り音(ウィンドノイズ)です。目的地は山や峠が多い為、必然的に山頂などで撮影することが多いので、これまでの撮影地でも強い風が吹いていることが多々ありました。
筆者は外部マイクは使わない為、iPhoneやGoProのマイクで撮影しますが、とにかく風切り音がひどいです。しかし、Ace Pro 2はマイク部をウィンドガードで覆っている為、風切り音が非常に抑えられる設計になっています。
実際バイクのツーリングで試されているYouTuberさんの動画を拝見しましたが、他アクションカムの風切り音が100とすれば、Ace Pro 2は20くらいまで抑えられているように感じました。筆者のように外部マイクを使わないユーザーにとっては大きなメリットとなり、特にオープンカーやバイクに乗る方ならこの恩恵は大きいでしょう。
Ace Pro 2だけで全てが完結
筆者はGoProユーザーですが近年ではDJIとinsta360のシェアが伸びており、どのメーカーのアクションカムも非常にクオリティの高い製品となっています。
そんな素晴らしいアクションカムでも、やはり各メーカーで一長一短な部分が存在します。この「一短」の部分が少ないのがinsta360 Ace Pro 2というのが筆者の見解です。
例えば低照度環境での撮影はGoProは非常に弱いですが、Ace Pro 2は明るく綺麗に撮影できます。他アクションカムでは外部マイクを使わないと風切り音を拾ってしまいますが、Ace Pro 2はウィンドノイズ低減機能が非常に優秀です。
このように単体性能として見れば1台で何でもできてしまうAce Pro 2は他アクションカムを圧倒しているように感じます。筆者も長年GoPro Hero 9を使ってきましたがそろそろ買い替え時期だと感じていましたので、これを機にAce Pro 2に乗り換えようかと検討しています。