今回のAppleの発表会で足りなかったもの…それはズバリM2 Pro/Max搭載MacBook Proでしょう。
しかし、近年は9月にApple WatchとiPhone、10月にiPadとMacシリーズという構図になってますから発表されないのは予想通りではありました。
今年6月のイベントでバイオハザード ヴィレッジの対応時期が今秋と発表されていた事もあり、秋のAppleイベントと重ねてM2 Pro/Max搭載MacBookProの発売と同時期になると踏んでいました。バイオハザート対応も嬉しいですが、これを機に対応ゲームが増えていくかもしれないと思うと、ゲーマーの私としては喜ばしい事です。
そんなM2 Pro/Maxですがまだベンチマーク情報が出てきていないので、気になる方も多いのではないでしょうか。これまでのM1シリーズやM2からある程度の予想はできますので、今回はGPUベンチマークの考察してみたいと思います。
先ずM1シリーズのGPUベンチマーク(Metal)を見ていきましょう。
コア数 | Metal | |
M1 | 8 | 21780 |
M1 Pro | 16 | 40743 |
M1 Max | 32 | 60167 |
RadeonPro 5500M | – | 28139 |
RadeonPro 5600M | – | 41083 |
M1シリーズを比較すると約2万ずつスコアが向上しているのがわかります。参考までに5500M/5600M(Intel版)も載せていますが、さすがにM1Proでも5600Mには微妙に届かないようですね。
ではここでM2のGPUベンチマーク(Metal)を見てみましょう。
コア数 | Metal | |
M2 | 10 | 30244 |
M1と比較するとスコアは1万ほど向上しており、5500Mより僅差で高いですね。
この結果から過去のM1シリーズの向上値である2万をシンプルに足すとM2 Pro/MaxのGPUベンチマーク(Metal)が見えてきます。
コア数 | Metal | |
M2 Pro | 20 | 約50000 |
M2 Max | 38 | 約70000 |
M2 ProはIntel版MacBookPro最強のdGPU(RadeonPro 5600M)を上回る数値になると予想できますね。CPU統合チップでこれだけのスペックを出せるのは本当にすごいことだと思います。
さらに消費電力という点でもApple Siliconは優秀です。
Intel版Macに限った話ではないですがGPU搭載マシンは消費電力が非常に高い為、発熱量が高いというデメリットがあります。スペックが高めのゲームや4k動画編集をやろうものならファンが爆音で動きだし、本体もかなりの高温にさらされます。
処理が重たい作業やゲームをする時でもApple Siliconはもってこいという事ですね!
私は現在「Radeon Pro Vega 20」搭載のMacBook Pro(2018年モデル)を使っておりますが、今回バイオハザード ヴィレッジの対応やApple Siliconも第二世代で対応アプリも増えてきた頃合いなので、これを機にM2デビューを果たしたいですね。