M2Pro/Max搭載のMacBook Proが発売されたのもつい先日の事ですが、既に次の噂が流れ始めていますね。
2023年4月にMacBook Air 15.5インチモデルが発表されるとの情報がありますが、これが本当だとしたら搭載されるチップはM2なのかM3なのかが気になるポイントです。
噂ではM2Pro/M2Maxを搭載するのではないかと言われていますが、個人的にはそれはないと思っています。
M2Pro/M2Maxが搭載されない理由
最大の理由として「ファンレス」であることです。
昨今のMacBook Airは全てファンレス仕様になっていることから、仮にM2Pro/Maxを搭載したとしても冷却が追いつかない可能性が高いからです。そもそもM2チップ搭載の時点で重い処理を長時間続けると高温になると言われているのに、そこにM2Maxなんてパワフルなチップを積んだらいくら省電力で発熱し辛いとはいえ、さすがに厳しいでしょう。
搭載するなら専用設計でファンを搭載する必要が出てきますが、ファンを搭載するということは重量が増えてしまい、軽量を売りにしているMacBook Airにとっては大きなデメリットとなるでしょう。ただ、個人的な意見としては多少重くなってもフルスペックで使うためには仕方ない事だと思うので、正直ファンを搭載してほしいですけどね。
M3チップ搭載の可能性はあるか?
残念ながらM3チップに関しては現時点では情報が少なく、そもそも生産が始まったばかりなので間に合わないという見方が強いようです。
さらに初代M1チップ(2020年11月)とM2チップ(2022年7月)の発売日から推測すると次期チップ発売まで1年半を要しています。この推測からM3チップ登場は早くても2023年後半となってしまいます。
しかし、Apple Silicon初となったM1だからM2の開発にも時間がかかったとも考えられ、M3からは短いスパンで開発される可能性は大いにあります。そもそもM3の生産が始まっているのであれば4月のMacBook Air搭載に間に合う可能性は十分にあるでしょう。
また、Apple Silicon搭載モデルのMacBookシリーズは14インチ以上になると必然的にM2Pro/M2Max(M1同様)仕様になってしまう為、上位モデルの価格で購入せざるを得ませんでした。
今回登場するMacBook Airは無印M2かM3搭載が予想されている事から比較的安価で購入できそうなので「大きいディスプレイを搭載したMacBookを選びたいけど価格が…」という方でも安心して購入できるでしょう。
また、筆者は動画編集などのマシンスペックを要する作業をしていますが、4K動画の素材はあまり使わない事からそこまで高スペックでなくても問題ありません。ですが動画編集はディスプレイが大きくないと作業領域が狭くなってしまうので最低でも14インチ以上は欲しいです。
上記を踏まえると「そこまでスペックは必要ないけど大きいディスプレイで作業をしたい」という方にとっては新型MacBook Airはベストな選択肢になります。