昨今のApple製品は円安の影響で価格が高騰しており、元々の価格が高いMacBook Proはより高額になってしまいました。
最低構成のM3搭載MacBook Pro 14インチモデルでも「248,000円」からとなっていますが、ちょっとでもカスタムしようものならあっという間に30万円を超えてしまいます。
30万円ともなると即決でポンと出せる金額でもなく購入を渋ってしまうのは当然でしょう。
そこで登場するのが「オリコローン」です。
Appleはオリコと提携しており、Apple製品購入時にオリコローンの項目を見たことがある人もいるでしょう。
筆者も何度かオリコローンで分割払い購入をした経験があり、まとまったお金を出せない時には非常に有効な手段と言えます。
「別にオリコじゃなくてもクレジットの分割払いでも良いじゃん」と思う方もいるでしょう。
そこで今回はクレジットよりオリコローンが優れている点やメリット、デメリットを紹介したいと思います。
【メリット】24回までなら金利手数料無料
オリコなら分割回数が24回までなら手数料がかかりません。
例えばM3 Pro搭載MacBook Pro 14インチの最低構成モデル(328,800円)を24回払いで支払うとすれば「月々13,700円」となります。
通常のクレジット分割払いであれば追加の手数料が発生してしまうので大きな損失となってしまいます。
教職や学生の方であれば教育割引という特典が受けられる上、36回払いまで金利0%というとんでもないサービスもあるので条件に当てはまる人は利用しましょう。
【メリット】金利は比較的安い
- 30回の場合、6.59%
- 36回の場合、7.90%
- 48回の場合、10.60%
- 60回の場合、13.30%
オリコローンの分割回数が24回以上の場合、回数に応じて手数料が発生します。
こうしてみると手数料が高いと思われるかもしれませんが、実はクレジットの分割払いに比べれば非常に良心的な金利となっています。
例として筆者が使っているビューカードの分割金利は「3〜10回(12%)」「11〜24回(15%)」となっており、仮に3回払いにしても12%と高い金利が設定されています。基本的にどこのクレジットカードもこれくらいの金利が設定されているので、60回払いでも金利が13.30%のオリコローンはまだ良心的と言えます。
仮にM3 Pro搭載MacBook Pro 14インチの最低構成モデル(328,800円)を60回払いで購入する場合「月々6,208円(初回のみ6,258円)」となります。支払い総額は372,530円となるので分割手数料は「43,730円」かかります。
決して少ない手数料とは言えませんが、月々約6千円で新型MacBook Proが使えると思えば許容範囲内の金額と思えるかもしれません。
【メリット】分割回数が多い
分割回数は最長60回までと非常に長い期間まで設定できます。
上記でも述べたように回数が多い分手数料はかかってしまいますが、月々の支払額は大きく抑えることができます。
60回払いであれば5年間使う計算となりますが、買い替え時としてもちょうど良い頃合いとなりますので、そこで新型MacBook Proに乗り換えるのも1つの手かもしれませんね。
多少金利が高くなっても月々の支払いを少しでも安く済ませたい方はおすすめです。
【デメリット】ローン審査が必要
当然かもしれませんがローンである以上、審査が必要となります。
この審査に通らなければローンを組むことができないので、他の購入方法を検討するしかありません。
また、個人情報を事細かに記載する必要があるのでかかる手間も大きく、例えば最新機種発売のタイミングに合わせて購入したい場合は確実に出遅れてしまいます。
どうしても発売日当日にMacやiPhoneが欲しいのであればこの方法はあまりおすすめできません。
【デメリット】Apple Trade In(下取り)が利用できない
MacBook Proを新調するなら手持ちのMacを売りたくなるでしょう。
Appleの下取りサービス「Apple Trade In」を利用すればスピーディかつ手軽にMacの買い取りが可能ですが、残念ながらオリコローンとの併用ができません。
Apple Trade Inは一般の買取業者と比較すると安く買い取られる傾向がありますが箱や付属品は必要なく、宅配業者が引き取りにくるのでこちらからお店に出向く必要がない等のメリットがあります。
ですが、付属品が揃っていて傷がない場合であれば一般の買取業者に依頼した方が買取価格は高額になります。Apple Trade In以上の買取価格になるなら一般の買取業者に依頼しましょう。
まとめ
オリコローンのメリット、デメリットを紹介しましたがいかがだったでしょうか。
ローンと聞くと良い印象を受けない方も多くいると思いますが、分割24回までなら金利はかかりませんので特にデメリットはないでしょう。
24回以上でも回数によっては比較的安めな金利に設定されていますので、ご自身に合った返済プランでMacBook Proを購入しましょう。