新型MacBookPro16(2021年)搭載のM1Xチップならゲームも余裕?ゲーム目的なら購入は待っても良いかもしれない理由

Mac MacBook Pro 16

満を持して登場予定のMacBookPro14/16ですがどれほどのスペックアップを果たしているのか気になりますよね。

新しい筐体サイズである14インチやM1Xチップ搭載など大きな期待がかかっていますが、やはりゲーマーとして気になるのはゲーム環境ではないでしょうか。

そもそもクリエイティブ向けに作られたMacをゲーム目的で購入する方はいないと思いますが、少なからず気になる方もいるはずです。私もMacは最強のクリエイティブツールだと思っておりますが、これに加えてゲームもできればより素晴らしいPCになることは間違いありません。

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ゲーム目的であれば購入は待った方が良い

スペック的には大幅アップが見込まれるM1Xチップですが、結局対応ゲームが増えないのが現状です。

Steamを見ても人気ゲームの対応OSはWindowsばかりで、肝心のMacOSは全然見当たりません。やっと対応ゲームを見つけたとしてもよくよく見てみると言語が英語だったり。。

M1チップ発表後もMac App Storeにゲームが増える様子もなく、もはや対応ゲーム不足に悩むのはMacユーザーあるあるですね。

iPhone/iPadアプリができる…けど

iPhone/iPadアプリの壁を越えつつあるMacですが、これが可能になる事は大きな進化でしょう。

私もPS4版の原神をプレイしているのですが、M1搭載MacBook発表当初は「Macで原神ができる!」なんて喜んでいました。

しかし、実際はのところは未だにMac公式App Storeから原神のダウンロードはできず、非公式のアプリを使って強制的にダウンロードする方法しかありません。

仮にダウンロードしても喜ぶのはつかの間で、様々な問題に直面します。

MacOS専用設計アプリではない点

仮に原神をダウンロードしたとしても、iPhone/iPad用に設計されたアプリをMac上で動かすことになる為、MacOSに最適化されていません。

その為、画面サイズが小さく表示されたり、タッチ操作をメインに制作されたアプリにおいては操作面で問題が残ります。原神のようにゲームパッド対応のゲームなら遊べるかもしれませんが、ゲームパッド非対応のゲームは操作が非常に困難です。

Windowsでは強力なGPUを搭載しているゲーミングPCが多くありますが、Steamであればほぼ全てのゲームが最適化されていて美麗グラフィックかつ操作性も問題なく遊べるでしょう。

しかし、M1Xチップを搭載したMacBookProで原神をプレイしても結局は「iPad版の原神をMac上で動かしているだけ」に留まってしまい、せっかくの高性能チップを生かすことができません。

それならiPadでプレイすれば十分ですし、ハイスペック仕様でプレイするならゲーミングPCやPS5でプレイする方が無難でしょう。

【まとめ】マシンスペックよりもゲーム環境の改善が最優先

近年MacはGPUにも力を入れ始めており、ゲーミングMacが開発中なんて噂もあります。

しかし、上述の通りゲーム側がMacOSに対応していかないことにはどうにもなりません。新型MacBookProに搭載予定のM1Xチップもゲームにおいては宝の持ち腐れになってしまいます。

せっかく高いお金を出して購入するわけですから「全然ゲームできないじゃん!」とガッカリされてしまうのもApple信者としては見過ごせませんので、ここで断言しておきます。

では現時点でどのMacがおすすめかという話になれば、Mac初心者の方であれば断然「MacBook Air」を推します。スペックから見ても良心的な価格帯であり、M1チップを体感するにはお手頃です。

グラフィック面においてここ数年で大きなスペックアップを果たしているMacですが、これを機にMacOS対応のゲームが増えてくれることを祈るばかりです。

マシンスペックだけではなくゲーム業界参入に向けてAppleはそろそろ本腰を入れて動いて頂き、ゲーム企業側もそれに応える形で対応ゲームを増やしていってほしいと思う今日この頃です。

Apple MacBook Air (13インチ , M2チップ搭載 , 8GB RAM, 256GB SSD)
4.0