私は現在2018年モデルのMacBookPro16を使っており、GPU(Radeon Pro Vega 20)を搭載しています。
Appleシリコン搭載のMacは省電力ながら素晴らしいGPUスペック(Metalスコア)ではありますが、それでもM1(21,170)と比較すればVega 20(26,396)の方がスコアは高いです。
Geekbench 5 Metal GPU scores have leaked for Apple's M2 Chip…
いくら消費電力は控えめとは言え、スペックが低くなるのであれば買い替え時ではないと感じていました。もちろんM1Pro/MaxであればVega 20を超えますが、当初はM1対応アプリも少なかったことから見送ることにしていました。
そんな中、M2チップ搭載MacBookの情報が先日解禁されましたがすでにMetalスコアが出回っており、その数値はなんと「30,000前後」だそうです。ノーマルM2チップでこのスコアである為、M2Pro/Maxはとんでもないスコアになることは間違いないでしょう。
また、Appleシリコン版で「バイオハザード8(ヴィレッジ)」に対応するということで、これまでビッグタイトルの更新が見送られてきたMacに最新ゲームがプレイできるようになります。これはゲーミングPCとしての大きな一歩であり、今後も対応ゲームが増えていく可能性を示しています。
公開された情報ではAppleシリコン版のバイオハザードのみ紹介されておりましたが、Intel版には対応しない可能性もあるのでプレイするためにはAppleシリコン版Macが必要になるかもしれません。
余談ですが私は無類のバイオハザード好きで、もちろんバイオハザード8もPS5版で既にプレイ済みですが、Macでバイオハザードがプレイできるというこのチャンスは見逃せません。
また、ディスプレイもProMotionによるリフレッシュレート向上を期待できるので、私が使っているMacBookPro2018年モデルと比較すれば、より一層ヌルサクなゲームや動画コンテンツなどを楽しむことができるでしょう。
何よりこれだけのスペック向上を果たしていながら省電力というのがポイントです。
GPU搭載ノートPCの欠点はズバリ「熱に弱い」という点です。
私はWindowsのゲーミングノートPC(ガレリア)も使うことがあるのですが、原神をプレイしていると1時間もしないうちにPC本体が爆熱になり、処理落ちが始まります。対応策としてアイスノンなどを置いて冷やす方法を取っていますが、ゲーミングPCはデスクトップに限るという意見もここからくるのでしょう。
Vega 20搭載MacBookProでも「GRID」や「ヒューマンフォールフラット」などのゲームを長時間プレイしているとMacが爆熱になりますが、Appleシリコンの省電力にはかなり期待をしています。
Intelチップを大きく突き放すスペックになりつつあるAppleシリコンですが、対応アプリも増えてきたことで買い換えるメリットは大きいと感じます。私もこれを機にIntel版Macから乗り換えようと考えているので、M2Pro/Maxの発表が待ち遠しいですね。