Apple Watch Ultra 3は買い?Ultra 2から進化したポイントを解説

Appleは2025年9月に「Apple Watch Ultra 3」を発表しました。アウトドアやトレーニング重視の仕様を維持しつつ、画面・通信・バッテリー・センサー周りで着実に磨きをかけています。以下では「Ultra 2との違い」を中心に、実際に買うべきかを現実的に検討します。

Ultra 3の主な注目点は次の通りです:本体が薄くなった(14.4mm → 12mm)、ディスプレイが広角LTPO3で視認性向上、バッテリーが最大42時間(Ultra 2は最大36時間)、S10チップ搭載、5G/衛星通信の強化、血圧(高血圧)通知や睡眠スコアなどヘルス機能の強化。

Ultra 2からの「進化ポイント」

AppleWatchUltra3_衛星通信

本体が薄くなったこと

本体の厚さはUltra 2の14.4mmに対して、Ultra 3は12mmと公表されています。装着感の面で違いを体感できる範囲の薄型化で、特に手首の動きや長時間装着時の“引っかかり”が気になる人には明確なプラスです。※ただし重量はほぼ同等で、見た目の大きさ(49mmケース)は変わっていません。

ディスプレイ — より広く・効率的に

Ultra 3は広視野角のLTPO3(Wide-angle OLED)を採用し、ディスプレイのアクティブエリアやピクセル数も増えています(Ultra 3:422×514、1245 mm²の表示面積)。視野角や常時表示の見やすさ、角度による輝度維持などが改善され、屋外での視認性が向上しています。

バッテリー性能の向上

Apple公称で最大42時間(通常使用/マルチデイ)となり、Ultra 2の最大36時間と比べて余裕が出ました。低電力モードでは最大72時間を継続可能とされ、ロングトレッキングや数日間の屋外行動でも使いやすくなっています。

接続性 — 5Gと衛星機能

Ultra 3は5G対応(市場/キャリア条件あり)や衛星を使ったメッセージング/緊急通信機能を強化しています。衛星経由の「探す」や緊急SOSはアクティベーション後2年間は無料提供などの施策も発表されています。山岳や電波が届かない場所での“手首だけでの通信”の安心感が増しました。

チップ・処理性能(S10)

Ultra 3はS10チップを搭載。計算性能やニューラルエンジン強化により、オンデバイス処理(Siriのオンデバイス応答、ワークアウト周りの新機能など)がよりスムーズになります。ただし日常のUIレスポンスで劇的な差を感じるかは利用状況に依存します。

ヘルス/センサー系の強化

睡眠スコア、睡眠時無呼吸通知、そして高血圧(hypertension)通知といった新しいヘルス機能(※医療用途ではない旨の注記あり)が搭載され、長期データを使った健康管理がより高度になりました。センサー面でも皮膚温や第3世代の光学心拍センサー等が組み合わさっています。

デザインと「薄さ」は実使用で何を変えるか

「本体が薄くなったこと」は単なる数値の変化以上に、日常の装着感に効いてきます。寝ているときやシャツの袖との干渉、手首を曲げたときの違和感などの改善が期待できます。ただし49mmというサイズ自体は変わらないため、手首が細い人にはサイズ感自体(縦横の面積)は引き続き大きめに感じる点は注意です。

「買い」かどうか(実用的アドバイス)

結論を先に書くと、あなたが買うべきかは“今の使い方”で決まります

  • Ultra 2ユーザー:日常で不満がなく、衛星/5Gや数時間のバッテリー延長、薄型化など“細かい改善”にそこまで価値を見出さない場合は、無理に買い替える必要は薄いです。レビュー系媒体も「大きな劇的進化ではなく着実なブラッシュアップ」としており、即買い替えは慎重で良い、という意見が多いです。

  • それ以前(Ultra 1やSeries 9以下など)を使っている人:表示、バッテリー、衛星通信などメリットが実感しやすく、買い替えの価値は高いです。特にアウトドアを頻繁にする方、レースやトレイルで信頼性を重視する方には魅力的です。

  • 買うべき人:アウトドア愛好家、長時間ワークアウトや連続追跡が必要なアスリート、衛星通信での安全性を重視する人。

  • 買わなくていいかも:ライトユーザー、最新機能にさほど価値を見出さないUltra 2保有者。

購入時の注意点(実務的)

  1. 49mmケースは物理的に大きい(手首の細い人は試着推奨)

  2. 衛星機能や5Gは国・キャリアにより条件・対応状況が異なる。利用可否は事前確認を。

  3. ヘルス機能の一部(高血圧通知など)は地域の規制や承認状況で利用可否が変わる。

最後に(総合評価)

Apple Watch Ultra 3は「改良点が多く、使い勝手がより洗練された」後継機です。とくに本体が薄くなったこと(14.4mm→12mm)は実用面でプラスに働き、表示・通信・バッテリーの進化も確実に体感できます。

ただし、Ultra 2からの買い替えは“必要性”が人によって分かれるレベルの差なので、今の使い方を基準に判断するのが最短の正解です。