ついに待望のゼンレスゾーンゼロがリリースされました。
見るからにスペック要求が高そうなグラフィックですが、iPadユーザーであれば気になるのはやはりスペック不足によるカクツキなどの問題ではないでしょうか。
今回はM2搭載iPad Proでの使用感を紹介します。
M2搭載iPad Proなら十分遊べる
ゼンゼロは原神よりも戦闘が高速で激しく、近未来都市による建物描写が多い為、プレイ前はM2チップと言えど高画質設定では動作が厳しいのではないかと思っていました。
実際プレイしてみた感想としては画質設定「高」でもカクツキやアプリが落ちるといった現象は全くありませんでした。
参考までに筆者は原神を高画質設定でプレイしていますが、水辺や雨のシーンなどの戦闘では若干のカクツキが見受けられます。これはゼンゼロがオープンワールドではなくてステージ選択制の為、余計な処理がなく戦闘に全振りできるからではないかと予想します。
今のところ連続して2時間程プレイした日がありますが、iPad本体はほんのり熱を持つ程度でまだ余裕はありそうでした。ただし、同じ設定でiPhone 15 Proで1時間ほどプレイした時は結構熱くなったので負荷が高いのか、最適化不足が原因と考えられます。
コントローラー操作も最適化
ソシャゲやMMOなどのコントローラー対応ゲームでよくあるのが「設定画面や確認項目が複雑だったり項目が多すぎることでスティックやボタンだと移動が大変」「戦闘は問題なくできるけど設定画面ではそもそもコントローラーが対応してない」などの使いにくい場面があります。
しかしゼンゼロの設定や確認画面はシンプルな配置なので数回の項目移動で完了します。戦闘に関してもボタン配置で押し辛いこともなく、しっかりユーザーを配慮した仕様になっています。この辺は他のHoYoverse作品でも長年培ってきた経験がしっかりと反映されていると感じました。
ゼンゼロを遊ぶならどのiPadがおすすめ?
最低必要スペックは原神がA11チップ以上に対して、ゼンゼロはA12チップ以上と要求スペックは1世代高くなっています。
ゼンゼロをiPadでプレイするなら最低でも第8世代以上のiPadが必要になりますが、スペックに余裕を持たせるなら現行モデルのM2搭載iPad Air 11インチモデル(98,800円〜)がおすすめです。
10万円を切る価格でM2チップを使えるコスパは非常に高く、現行iPad(第10世代)と悩んでいるのであれば断然iPad Airです。
現行iPadの最低構成は58,800円からと一見するとリーズナブルですが、ストレージ容量が64GBしかないという罠があります。
ゼンゼロは25GBほど容量を使うので、元々入っているOS容量を差引けば残り僅かの空き容量しか残りません。ストレージ容量を1つ上げて256GBにすると価格が84,800円になります。
ここまで高くなるなら1万4千円プラスして最低構成で128GB、M2チップを積んでいるiPad Airの方が魅力的に感じるでしょう。
ゼンゼロや原神のようなマシンスペックを要するゲームはケチると動作が鈍かったりカクツキなどで悩まされることになります。
今後もiPadをゲーム機として使うにあたって後悔したくないのであればM4搭載iPad Proも視野に入れましょう。特にM4チップはゲーム機能を強化するレイトレーシングやDynamic Cachingを搭載してているので、4〜5年以上使うことを考えればM4 iPad Proを選ぶのも十分ありでしょう。