iPad AirのスペックはiPad以上iPad Pro未満のいわばミドルレンジ向けのモデルとなります。
今回もその構図は変わりませんが、M3チップを搭載したことでコスパ最強のタブレットになったと言えます。M3チップにはDynamic Cashingやハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング、メッシュシェーディングなどのゲーム体験を大幅に向上させる機能が搭載されています。
iPadでゲームや動画編集などのGPUスペックを用いた作業をするのであれば非常に強力なチップです。
残念ながらディスプレイはProMotionに対応していないので60fpsが上限となりますが、こだわりが無ければ60fpsでも十分遊べます。筆者はM2搭載iPad Proで原神をプレイしており60fpsと120fpsで比較をしてみましたが、目を凝らして見ないとわからないほどの違いしかありませんでした。
また、ProMotionはバッテリー消費も激しい上、iPad本体も熱くなるのでバッテリー寿命を考えると120fpsでのプレイはあまりおすすめしません。
価格に関してもM3搭載iPad Air 11インチモデルが99,800円からに対してM4搭載iPad Pro 11インチモデルは168,800円からとその差は7万円です。ここまで金額差があると妥協してiPad Airを購入しようと思う方も多いでしょう。
一世代前でも十分に活躍が期待できるM3チップだからこそ新型iPad Airはコスパ最強のゲーミングダブレットとなり得るでしょう。
そんな新型iPad Airに物申したいことがあるとすれば「Air」の名を冠しているのに重量が重いことでしょうか。薄型軽量特化のAirシリーズがiPad Proより重いのは違和感がありますね。