M4 → M5搭載MacBook Proへの移行で何が変わる?実性能・体感差予測

  • 2025年9月29日
  • 2025年9月29日
  • Mac
Mac M4搭載MacBookPro_グラフィック

Appleの次世代Apple Silicon「M5」を搭載した新しいMacBook(Pro/Air)の噂が活発化しています。正式発表前の情報をもとに、「M4からM5へ移ると何が変わるのか」を技術的な背景と現実的な体感差の観点で整理しました。

買い替えを検討している読者向けに、実務・クリエイティブ用途別の期待値と判断指標も提示します。

M5世代に期待される“主要アップデート”

簡潔に言うと、M5は「M4の延長上にある世代アップ」になる見込みです。CPU/GPUの世代的な向上で日常作業〜プロ用途での処理速度・効率が改善され、接続周り(Wi-Fi 7やThunderbolt 5の噂)や電力効率の微改善が期待されます。

ただし、筐体の大幅な刷新やOLED搭載といった劇的な変化は、より先の世代(M6/2026年以降)で来る可能性が高いと報じられています。

技術面での“差分”(M4 → M5) — 期待できるスペック傾向

M5に関してリーク/アナリストの予測で共通している点は以下の通りです。

  • プロセスと性能向上:M5はより進んだ3nm系プロセス(N3P 等)や改良されたチップレット設計を採用すると見られ、M4世代比でおおむね15〜25%程度の性能向上(特にGPUや機械学習アクセラレータ周り)になるという予測が多いです。実ベンチや世代差の傾向から考えると、マルチコア/GPU負荷の高い処理で恩恵が出やすいでしょう。

  • 電力効率の改善:同プロセスの改良により、同等性能での消費電力低下、あるいは同等消費電力での性能向上が期待できます。ノートPCとしてのバッテリー駆動時間が若干伸びる可能性がありますが、実効差は使用シナリオによって大きく変わります。

  • 接続性の強化(噂):Wi-Fi 7(より高速で低遅延)やThunderbolt 5対応の噂があり、外付けディスプレイや高速ストレージを多用するワークフローの利便性が上がる可能性があります。ただし、すべてのモデルで採用されるかは未確定です。

体感差の現実的予想(用途別)

以下は「現実に使ったときに体感しやすい/しにくい」観点でまとめた予想です。

  • ブラウジング・メール・軽い作業

    日常的な軽作業ではM4でも十分高性能なため、体感差はほとんど感じないでしょう。ページレンダリングやタブ多用でも差は小さい見込みです。

  • ソフト開発・コンパイル

    大規模プロジェクトのビルドや仮想環境を多用するワークフローでは、ビルド時間の短縮や同時タスク処理の向上を体感しやすいです。特にマルチスレッド最適化されたワークロードで効果が出やすいと予測されます。

  • 動画編集・色調整・レンダリング

    GPU性能向上が期待されるため、レンダリングやリアルタイムプレビューの滑らかさは改善が期待できます。ただし、M4 Pro/Maxを既に使っている場合は「劇的」ではなく「確実な短縮」という感覚になる可能性が高いです。

  • 3D・機械学習(ML)・専門ワークロード

    GPU/ニューラルアクセラレータの改善はここで効いてきます。MLモデルの学習・推論やGPUを多用する3D処理ではM4からの恩恵を実感しやすいでしょう。

デザイン/ディスプレイ面の動向

多くの報道はM5自体は大幅な筐体刷新には踏み込まず、ディスプレイ面の大改革(OLED化、タッチ化、ノッチ廃止→パンチホール等)はM6世代や2026年のリフレッシュに持ち越される可能性が高いとしています。

実際にOLED搭載のMacBookは2026年頃に報じられており(パネル供給はSamsung Displayの可能性)、これはM5より先の世代で来るという見立てが有力です。したがって見た目や画面体験を決め手に買い替えを検討している人は、さらに待つ選択肢も現実的です。

発売時期と遅延リスク

報道は二極化しており「年末〜2026年Q1にかけて量産・発売」という観測と、「内部的に2026年へスライドする可能性が高い」という見立てが並存しています。つまり“年末に出る”案と“早期2026年リリース”案が混在しており、タイミング重視の買い替え判断はリスクを伴います。遅延の理由としてはチップ歩留まりや製造工程の最適化に関する指摘が挙げられています。

「買うべきか、待つべきか」

  • 今すぐ必要:もし現行機(M1以前やIntel世代)を使っていて、作業効率やバッテリー持ちを大幅に改善したいなら、M5を待たずに現行のM4/M4 Pro/Maxの良セールや在庫を狙って買うのは合理的です。

  • M4ユーザー:日常作業メインなら買い替えの優先度は低め。プロ用途(映像・3D・ML)で「少しでも短縮したい」場合はM5は魅力的だが、劇的変化は期待しにくい。

  • OLEDや大幅な刷新を重視:ディスプレイ(OLED)やタッチを重視するなら、M6世代以降の方が確実に変化が大きい可能性が高い。

まとめ

M5は「着実な世代進化」をもたらすが、“劇的な変化”はM6以降に期待するのが安全というのが現時点の総合的な見立てです。性能改善は確かに存在しますが、日常用途では体感差が小さいため買い替え判断は個々のワークロードで分かれます。

筆者はタッチディスプレイ搭載のMacBookを使ってみたいので2026年まで待つかもしれません。