MacBook Pro 16で選択できるグラフィックボードが新たに増えましたね。
その名称はRadeon Pro 5600Mとなっており、5500Mの上位互換となっているそうですが、果たしてどこまで性能が上がったのでしょうか。
また、WindowsPCのGPUで良く使われているGeForceならどの程度のレベルなのかを調査してみました。
MacBookPro16のRadeonPro5600Mのスペックは高い?
5600Mの性能は大幅アップとは言えない
様々なベンチマークサイト(Metal)で確認をしてみましたが、5500M(8GB)が「約32000」に対して、5600Mが「約45000」という結果が見受けられました。
比較すると1.4倍ほどのスペックアップを果たしていますが、大幅なスペックアップとは言えないでしょう。
ちなみに私が所持しているMacBookPro15(2018)に搭載されているRadeon Pro Vega 20のスコアは「約25000」となっており、5500Mと比較すると1.3倍とあまり変わりませんが、1.8倍ほど上がる5600Mだとグラフィック処理も軽快になりそうですね。
値段が高すぎる
Radeon Pro 5600Mですが、とにかくびっくりするくらいお値段が高いです。
このオプションを付けるだけでプラス8万円なので最小構成でも32万円以上かかります。
ちなみに5500M(8GB)であればプラス2万円なので26万ほどで購入できますが、6万の差は大きいですね^^;
上記ベンチマークでも挙げていますが、GPU性能を1.4倍高くする為に6万費やすかどうかはGPUの使用頻度によって変わってくるでしょうが、少しでも性能が高い方が良いという方であれば5600Mは良いかもしれません。
WindowsのGeForceに置き換えるとどの程度かをベンチマークから考察
5600Mのスペックがあまり掲載されていないので、先ずRadeon Pro 5500Mがどれほどのスペックなのかを調べました。
下記の参考サイト①より5500MはRadeon RX580より3%低い結果となっています。
参考サイト②ではRX580は「9721」となっていますので、3%低い「9400」が5500Mのスペックと仮定します。上記で説明したベンチマーク(Metal)では5500Mの1.4倍の性能となっていましたが、ゲーム性能としてのベンチマークはまた違った計測方法になるので、単純に1.4倍することできません。
5500Mより多少性能が向上していることから「10000〜11000」くらいが5600Mの数値と仮定します。
この数値を参考サイト②で確認すると「GeForce GTX1060(NoteBook) 」以上「GeForce GTX980(NoteBook)」未満というのが妥当かなと考察します。
あくまで個人的な見解ですので参考程度に見ていただければ幸いです。
参考サイト① – Radeon Pro 5500MのGPUスペック