この記事に辿り着いたということは、今まさにこのタイトル通りのお悩みをもっている方ということでしょう。
13インチと16インチ…ディスプレイサイズの違いだけならそこまで悩むこともないかもしれません。
スペックや価格、用途によってどちらを購入するか…両方買えば済む話かもしれませんが、高価なMacBook Proでそれは難しいでしょう。先ず、MacBook Proの13インチと16インチを比較して大きな違いを書いていき、その結果や私の経験に基づいてどちらがオススメかを解説していきます。
MacBookPro13インチと16インチならどっちが買い?ベンチマークや価格で比較【結論あり】
dGPU(独立GPU)の有無
ゲームや画像/動画編集で必須となるのがGPU性能です。dGPU(独立GPU)はMacBook Pro 16(15)インチのみ搭載しており、dGPUの有無でかなりの性能差が出ます。
なお、dGPUには「AMD Radeon Pro 5300M」「AMD Radeon Pro 5500M」と2種類の選択肢があり、スペックを求めるなら5500M一択となるでしょう。
13インチはiGPU(CPU内蔵GPU)モデルしか存在しない為、ゲームをやるなら絶対に16インチを選ぶ必要があります。
近年のiGPUは進化して性能が上がっているとはいえ、まだまだパワー不足なのは否めません。
一つの選択としてeGPU(外付けGPU)を使うことでdGPUを超える性能(1.2〜1.7倍)を発揮できますが、外付けゆえに持ち運びの運用は難しく、それなりにPC知識も必要になってくるので中〜上級者向けの選択肢となるでしょう。
例えば13インチとeGPUを購入して外出先では軽作業に留め、帰宅してからeGPUに接続してガッツリ動画編集やゲームなんて使い方もできます。eGPUはApple公式で販売している「Black Magic」か、知識があるなら市販のeGPUを購入してみてもいいかもしれません。
※追記 – 2020年5月時点ではApple公式サイトでのeGPU取り扱いを中止しています
【13/16インチ GPU別スコア表】
![MacBook13-16インチ_GPUベンチマーク比較表](https://appletosugosu.com/wp-content/uploads/2019/12/MacBook13-16インチ_GPUベンチマーク比較表_2-1024x576.jpeg)
参考サイト:BTOパソコンミニ館〜BTO/自作パソコン初心者入門
価格
13インチと16インチでは値段もかなり変わってきます。
13インチの最小構成価格は15万円からですが、16インチは27万円です。
基本的にdGPUが搭載されているPCは値段が跳ね上がるため、WindowsPCでも似たような構成なら値段は高いし、MacBookを超えることもあります。構成上どうしても高い値段になってしまうのは仕方ないことですが、それを踏まえても高額なのは事実。
【13/16インチ GPU別価格表】
![MacBook_13-16インチ_GPU別価格比較表_2](https://appletosugosu.com/wp-content/uploads/2019/12/MacBook_13-16インチ_GPU別価格比較表_2-1024x576.jpeg)
しかし、上記比較表で一番言いたいことは「13インチ + BlackMagic eGPU Pro」と「16インチ + Radeon Pro 5500M」はほぼ同じ価格だということです。
「dGPU(独立GPU)の有無」項目でもお話ししましたが、eGPUはdGPUに比べて「1.3〜1.7倍」ほどスコアが高いです。
同じ金額を払うならそりゃスペック高い方が良いですよね。ただし、あくまでeGPUは外付けなので、用途に合わせて購入することをオススメします。
ディスプレイサイズ(作業領域)
以前にMacBook 12インチを使っていたことがありましたが、ゲームや作曲をする上で作業領域が狭いな感じることが多々ありました。
現在は15インチを使っていますが、ディスプレイサイズが大幅にアップしたことで快適に使えています。
ディスプレイが小さいなら外部ディスプレイで問題解決になりますが、個人的にはMacBook1台で全て完結できる環境が魅力的だと思っています。13インチも決して小さくはありませんが、個人的には15インチくらいがちょうど良く感じます。
本体サイズや重量
13インチ – 1.4kg (電話帳より少し重い)
16インチ – 2.0kg (2Lペットボトル)
13/16インチの差分 – 600g (iPad Pro12.9インチとほぼ同等)
MacBookを使ったことがない人は「MacBookって軽そう!」というイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし、16インチに限っては決して軽いとは言えません。
なんせ「2.0kg」の重さですからですから…2Lのペットボトルを持ち歩くと考えれば容易ではないと想像できるでしょう。
13インチは1.4kgとなっており、16インチと比較すると600gほど軽い計算になります。
600gと聞くと「そんなに差がないじゃん!」と思われるかもしれませんが、iPad Pro12.9インチ(630g)とほぼ同等の重さです。12.9インチのiPad Pro…見たことある方なら想像できると思いますが、結構大きいし重さもそこそこ感じるでしょう。
カバンにサッと入れて移動中の電車の中で膝上で作業、学校やカフェでサクッと作業してまた持って帰る。これを16インチで毎日やることを考えてみてください。。多分持ち出すのが面倒になりますよ(^^;
私もMacBook12インチ(920g)を使っていた頃は頻繁に持ち出していましたが、15インチに買い換えてからは持ち出す機会も減りました。持ち運びに重点を置く方は間違いなく13インチを選んだ方が良いでしょう。
結局どっちが買いなの?【結論】
用途に合わせて選ぶのがベスト…という回答ではつまらないので、私個人の経験を踏まえて回答させて頂きます。
ずばり「大は小を兼ねる」ということわざにもある通り16インチをオススメします。
私はこれまで「ノートPCはコンパクトに限る」をモットーに生きてきました。
しかし、実際PCを使う時はどうだろうか…小さいディスプレイだから作業領域は狭いし、小型&薄型に全振りしているせいか値段が高い割にスペックも微妙。。
ゲームなんてやろうものならdGPUを積んでいないノートPCではカックカクだし、排熱機構が貧弱すぎてPC本体が爆熱になります。
コンパクトPCを使っていると少なからずこういった不満が起き、気がつけば高スペックPCと自分のPCを比較したりして「えっ?私のPC…ショボすぎ!」みたいな残念な気持ちになることが多々ありました。
結局一番大事なことは実際PCを使っている時の快適さ(処理がサクサク)や、長時間使っていても疲れにくいサイズ(画面の見易さ)…という点ではないでしょうか。
少し重いけど持ち運びも可能で、高スペックでかつディスプレイサイズも申し分ない16インチが妥当という結論に至りました。あくまでこれは私が出した結論になりますが、購入に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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