Apple Watchには運動量の計測、LINEや天気予報の確認、経路検索などその機能は多岐にわたります。
日常使いでは様々なシーンで活躍するApple Watchですが、睡眠ログを取っている方はどれくらいいるでしょうか。筆者の周りにもApple Watchユーザーはいますが、やはり睡眠ログを取っている人はいません。その理由としては就寝時に装着する事に抵抗があり、そもそも家では腕時計を付けないという習慣の方が多いです。
筆者も最初は抵抗があって装着を躊躇っていましたが1週間も付けて寝ていれば慣れてきて、今では逆に睡眠ログを取りたくてApple Watchを付けていないと気になって眠れなくなるほどになりました。
そこで今回はApple Watchで睡眠ログを取得するメリットを3つ紹介していきます。
睡眠の質をグラフ化
睡眠はその日のパフォーマンスを左右する非常に重要な要素です。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類が存在しており、実際それぞれがどれくらいの割合で取られているかわかりませんよね。レム睡眠が不足すると集中力や記憶力の低下、ノンレム睡眠が不足すると免疫力や疲労回復度合いが低下するなどの様々な体の不調が起こります。
これらの睡眠ステージをグラフとして可視化してくれるのがApple Watchを使った睡眠ログです。
睡眠ログはAppleのヘルスケアアプリで確認することができ、4つの睡眠ステージ「覚醒」「レム」「コア」「深い」と各睡眠ステータスが表示されています。

どの睡眠ステータスもバランスが重要なので多く取れば良いというわけではありません。
例えば「覚醒」が多く表示されている場合は途中で起きてしまっている可能性があるので睡眠の質が低くなっている可能性があります。「レム」ステータスが少なければその日は集中力が低下して何をやっても上手くいかないかもしれません。
このように睡眠ログの質が低いことが把握できていれば「今日は睡眠の質が悪いから何をやってもダメだし早く寝よう」と気持ちを切り替えることもできます。逆に睡眠のバランスが良ければその日は色々挑戦してみても良いかもしれません。
風邪を引いた時にすぐ気づける
睡眠ステージの他にヘルスケアアプリの「バイタル」という項目では「心拍数/呼吸数/手首皮膚温/取り込まれた酸素レベル/睡眠の長さ」をそれぞれ確認することができます。※現行SEモデルは皮膚温、取り込まれた酸素レベルは使えません
普段の生活で調子が悪いと感じたらバイタルを確認することで体に起きている異変にいち早く気づける可能性があります。
下記画像は2025年の1/12〜1/14に筆者が風邪を引き始めた時のバイタルを載せています。
1/12は呼吸数の異常値が1つ表示されていますが、この日はなんとなく体調が良くないことを感じていました。1/13には異常値が2つに増えて手首皮膚温が上昇していることから熱が出ていることがわかります。1/12時点で既に体調が悪いことはバイタルで把握していたので、予め市販の風邪薬を購入して飲んでいたおかげで1/14には熱は下がっています。
このようにバイタルで健康状態をいち早く確認することで早めに病院に行ったり会社や学校に休みの連絡を入れるなどの対策をとることができます。



まとめ
Apple Watchの睡眠ログの記録について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
睡眠を疎かにしていると集中力欠如や免疫力低下を引き起こしたり、筋トレをしている人であれば良い筋肉を作ることができなくなります。睡眠ログを日々確認することで今後の生活リズムの指標にもなります。
睡眠ログを記録したくてもApple Watchのバッテリー持ちが心配な方もいるでしょう。筆者も以前はApple Watch Series 7を寝る前に充電していましたが、次の日の通勤(徒歩往復1時間)やダンスゲームなどのワークアウトをすると辛うじて1日持つくらいで心許ない感じでした。
しかし、Apple Watch Ultra 2にしてからは3日目の夕方くらいまでバッテリーがもつようになったので丸2日は充電しなくても問題なくなりました。バッテリー持ちに悩んでいる方は思い切ってApple Watch Ultra 2に変えてみるのもありかもしれません。